継続的な通院治療や手術が必要なご本人とそのご家族で、医療費の負担を少しでも軽くできる制度があるかを知りたい方
自立支援医療(精神通院・更生・育成)とは|医療費の負担を軽くする公費負担医療のご案内
更新:2026年6月24日時点
通院や治療が長く続くと、医療費の負担が重く感じられて、心も体も疲れてしまうことがあるのではないでしょうか。「この治療費がずっと続くのだろうか」と不安を抱えながら通っておられる方も少なくないと思います。自立支援医療は、そうした心身の障害の治療にかかる医療費の自己負担を軽くするために設けられた、国(厚生労働省が所管)の公費負担医療制度です。このページでは、制度の大枠と申請のおおまかな流れを、できるだけやさしく整理してご案内します。なお、対象になるかどうかや自己負担の具体的な金額・上限は、お住まいの自治体やご加入の医療保険によって扱いが異なる部分があります。最終的な判断や金額は、必ずお住まいの自治体の公式ページ・窓口でご確認ください。
自立支援医療とはどんな制度でしょうか
自立支援医療は、心身の障害を除去・軽減するための医療について、医療費の自己負担を軽くすることを目的とした公費負担医療制度です。所管は厚生労働省で、全国共通の枠組みとして設けられています。
ふつう、医療保険を使った窓口での負担は原則3割ですが、この制度の対象となる医療では、自己負担の割合や、所得などに応じた1か月あたりの自己負担上限額が定められる仕組みになっています。これにより、対象となる治療を続けやすくすることがねらいです。
具体的な負担割合や上限額の区分は、世帯の所得の状況などによって変わり、見直されることもあります。詳しい区分や金額は創作せず、お住まいの自治体の公式ページ・窓口でご確認ください。
3つの類型(精神通院・更生・育成)
自立支援医療には、対象となる方によって大きく3つの類型があります。ご自身やご家族がどれにあたる可能性があるか、目安としてご覧ください。
いずれの類型でも、「対象となる可能性があるか」「どの医療機関での治療が対象になるか」は個別の状況によります。自己判断で決めつけず、窓口でご相談いただくのが確実です。
- 精神通院医療:統合失調症やてんかんを含む精神疾患があり、通院による精神医療を継続的に必要とする方が対象となる可能性があります。実施主体は都道府県・指定都市です。
- 更生医療:18歳以上で身体障害者手帳をお持ちの方のうち、手術等の治療によって障害の除去・軽減が確実に期待できる場合に対象となる可能性があります。実施主体は市町村です。
- 育成医療:18歳未満で身体に障害のあるお子さんのうち、手術等の治療によって障害の除去・軽減が確実に期待できる場合に対象となる可能性があります。実施主体は市町村です。
申請のおおまかな流れ
申請の手続きは、おおむね次のような流れになります。まずは早めに窓口へお問い合わせいただくことが、安心への第一歩です。
必要な書類や様式、診断書・意見書の取り扱いは自治体によって異なります。下のチェックは一般的な目安としてご覧いただき、正確な手順はお住まいの自治体の公式案内でご確認ください。
- まず、お住まいの自治体の担当窓口(精神通院は都道府県・指定都市、更生・育成は市町村)に相談し、申請に必要なものを確認します。
- 指定された自立支援医療機関(あらかじめ指定を受けた病院・薬局など)での受診・調剤が対象となる仕組みのため、利用する医療機関の確認も大切です。
- 医師の診断書や意見書、健康保険の情報、所得を確認できる書類などをそろえて申請します(必要書類は自治体により異なります)。
- 審査を経て受給者証が交付されると、対象となる医療で負担軽減を受けられる仕組みです。有効期間や更新の要否もあわせて確認しておくと安心です。
確認しておきたい大切なポイント
この制度は、すべての医療費が対象になるわけではなく、対象となる障害や治療の範囲が定められています。また、所得などに応じて自己負担上限額が設けられる点も、あらかじめ知っておくと見通しが立てやすいと思います。
金額・区分・所得の基準・有効期間などは見直されることがあり、自治体ごとに案内の仕方も異なります。このページの内容は全体像をつかむための一般的な説明ですので、具体的なことは必ずお住まいの自治体の公式ページ・窓口でご確認ください。
一人で抱え込まず、迷ったときは早めに窓口へ相談なさってください。制度を上手に活用して、必要な治療を安心して続けていただけますように。
ひとりで抱え込まなくて大丈夫です。
相談窓口を見るよくある質問
- 医療費はどのくらい軽くなりますか。
- 自立支援医療の対象となる医療では、自己負担の割合や、所得などに応じた1か月あたりの自己負担上限額が定められる仕組みです。ただし具体的な割合・上限額の区分は世帯の所得状況などによって異なり、見直されることもあります。実際の金額はお住まいの自治体の公式ページ・窓口でご確認ください。
- どこに申請すればよいですか。
- 類型によって実施主体が異なります。精神通院医療は都道府県・指定都市、更生医療・育成医療は市町村が実施主体です。まずはお住まいの自治体の担当窓口にお問い合わせいただくのが確実です。
- 自分や家族が対象になるか分かりません。
- 対象となるかどうかは、疾患や障害の状況、治療の内容、年齢などによって個別に判断されます。ここでは断定できませんので、「対象となる可能性があるか」を含めて、主治医や自治体の窓口にご相談ください。
- どの病院・薬局でも使えますか。
- 自立支援医療は、あらかじめ指定を受けた自立支援医療機関での受診・調剤が対象となる仕組みです。利用したい医療機関や薬局が対象かどうかは、自治体の窓口や各医療機関でご確認ください。

